不在票も再配達もない宅配便

ある女性が20代のころに体験した話。

女性はマンションに一人暮らしをしていた。

ある日の夜。

部屋のインターホンが鳴る。

モニターで確認してみると、少し小汚い恰好の男が立っていた。

よれよれのシャツに薄汚れたような野球帽をかぶっている男だった。

年齢は30代後半か、40代くらいだろうか。

女性にそんな知り合いはいないし、訪ねて来られる理由もわからない。

用件を聞くとボソッとした声で

「宅配便です」

と言っている。

どう見ても配達員には見えなかった。

女性は「今手が離せないんで、不在票を入れておいてもらって良いですか?あとで連絡しますので。」と返事をし、決してドアを開けなかった。

しばらくすると、男は諦めて帰っていったという。

普通は宅配便の場合、不在票が入っているなり、後日に再配達なりがあるはずだ。

だが、このときはそういったものは一切なかったという。


管理人は、この話を聞いてとても怖いと思った。

この女性は機転を利かせてうまく乗り切ったから良かったものの、もしもドアを開けてしまっていたらどうなっていただろうか。

最悪の場合、命を落としかねない事件に発展していたかもしれない。

その男が今頃は警察に捕まっていてほしいと願うばかりである。

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