死を招く記憶にない写真

これは学校の友達の智子(仮名)が、体験した話です。

ある日のこと。

智子は、寝る前に携帯をいじっていたそうです。

自分が撮った画像を見ていたそうなのですが、1枚だけまったく記憶にない画像を発見しました。

「なにこれ?あたし、こんなの撮った覚えないんだけど。」

すぐに削除しました。

その画像は、智子自身の顔写真なのだそうですが、微妙に顔の形が歪んで見えたそうです。

次の日、私にこの話をしてくれたのです。

そのとき私は、面白がっていました。

「えー、記憶にない写真なんて面白いよ。何で消しちゃったのー。」

何か意味のあることだとは、まったく思いませんでした。

次の日。

智子は、学校に来ると真っ先に私の席に来てこう言いました。

「あのさ、また写ってたんだ。」

「え?なにが?」

「携帯に見覚えのない画像があった話したでしょ?あれ、削除したはずなのに、昨日も携帯に残ってたの。」

「見せて見せてー。」

私はことの重大さもわからず、楽しそうに言いました。

すると、少し不機嫌になった智子は言いました。

「消しちゃったよ。」

そして。

・・・・次の日も、その次の日も、携帯に記憶にない画像が入っていたのです。

データを消しても、復活してしまいます。

しかも、ただデータが復活するだけでなく、少し画像が変わっているそうなのです。

なんというか、顔の歪みが日に日に大きくなっていると言うのです。

それから、5日目くらい経ったでしょか。

さすがに、もう削除するのはやめて、智子は私にもその画像を見せてくれました。

確かに、智子の顔写真でした。

部屋で撮影されたものと思われるその写真は、顔の部分が少し歪んでいます。

「お祓いしたほうがいいのかな?」

智子は不安がっています。

私も、実際に見てみて、不気味な何かを感じました。

お祓いをすすめたのですが、当時は高校生だった二人。

どこに行けばお祓いをやってもらえるのかも分かりませんし、金銭的にも厳しそうでした。

心霊写真みたいなのが撮れてしまったからお払いしたいと言っても、智子の親は取り合ってくれなかったようです。

そうこうしているうちに、1ヶ月が過ぎ去りました。

例の画像は、まだ続いていました。

顔の部分がかなり大きく歪んでいて、もう智子の顔だと判断できないくらいになっています。

智子は相当滅入っていて、3キロ痩せてしまったのだとか。

そして、さらに数日後。

智子は、交通事故で亡くなってしまいます。

彼女が赤信号を無視して飛び出したことが原因なのだそうです。

見晴らしの良い交差点で、事故が起こること自体珍しいらしいのに、死亡事故になってしまうなんて・・・・

あの謎の画像と、彼女の交通事故に関連性があるのか分かりません。

でも、私にはどうも関係しているように思えてしまいます・・・・

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