これは管理人が知り合いから聞いた話です。
その知り合いも人から聞いたということです。
信憑性に関してはわかりません。
ある若いカップルが、ドライブデートをしていた。
辺りが暗くなったころ、車は森の入り口付近に停車した。
辺りには人気が全くなかったため、カップルは車の中でイチャイチャし始めた。
少しすると、彼氏がトイレに行きたくなる。
車を降りて立ちションしに行った。
彼女は車の中で待機していたのだが、5分経っても10分立っても彼氏が戻ってこない。
彼女は、車を降りて辺りを見回した。
すると、森の中に人影が見えた。
彼氏かな?と思った彼女は、「早くしてよー、一人じゃこんなとこ怖いよー。」なんていいながら、近づいた。
だが、先ほど人影が見えた方に行ってみても誰もいない。
見間違いだったのかな。
声をかけてみても返事はない。
彼女は仕方なく車に戻ろうとした・・・・そのとき、視界のはしで何かが揺れているように感じた。
ふと見ると、少し先の木に何かがぶら下がっている。
近づいてみると、彼氏が木からロープでぶら下がっていた。
一瞬、彼氏の冗談かと思ったらしいが、そんなわけがない。
誰かに木にぶら下げられたのだ。
すぐに、全身に恐怖が走る彼女。
彼氏に大きな声で呼びかけた。
何度も何度も呼びかけた。
仕舞には、木の棒で彼氏の身体を揺らす。
すると、気を失っていた彼氏がやっと目を覚ました。
なぜ自分が木からぶら下がっているのか、何も覚えていないらしい。
ただ、後頭部が激しく痛んだそうだ。
何者かに殴られた可能性が高いと思われた。
失禁してしまっていたらしく、彼氏の服がびしょびしょに濡れていた。
結局、なぜそんなことが起きたのか、誰にやられたのかなど、明らかになることはなかったという。
大人の男を、木にぶら下げるなんてことが一人でできるものなのだろうか。
犯人は複数はんなのか。
そして、何が目的なのかなど分からないことが多すぎて、とても不気味な話に感じてしまった。
終わり