学校の七不思議なのか?怪談なのか?3

前回→学校の七不思議なのか?怪談なのか?2  (→1話から読む)

ベッドの中で、僕はいつの間にか眠っていたようだ。

気がつくと朝だった。

今までのことは、全部夢だったのだろうか。

事実だったのか、夢だったのか。

いくら考えても、はっきりしない。

ベッドから出てみれば、何かが分かるかもしれない。

寝ぼけ眼をこすりながら、食堂に行った。

母は食事を作り、父は新聞を読んでいる。

いつもと同じ光景だ。

「おはよう。」

声をかけると、二人ともびっくりした顔で僕の方を振り向いた。

「あんた、心配したのよ。昨日、いつ帰ってきたの?どこ行ってたの?」

何を言っているのだろうか。

詳しく聞いてみた。

「あなたが夜中までずっと帰ってこないから、お父さんと二人で探し回って、もう警察に行こうかって話していたのよ。で、私たちが家に帰ってみたら、あなたはいつの間にか自分の部屋で寝ているし。何度、起こしても起きないし。 本当に心配したんだから。」

どうなっているのだろうか。

僕は昨日、朝の9時過ぎには家に帰ってきていたのだ。

家にいなかったのは、母さんの方だったはずだ。

両親からは、根掘り葉掘り質問された。

説教もされた。

だが、僕には何のことやらさっぱり分からない。

その日は、学校に行くのが憂鬱だった。

昨日のことがあったからだ。

学校に行くのが気が重い。

正直言うと、怖かった。

でも、行かねばならないだろう。

勇気を振り絞り、学校に行ってみた。

行ってみて拍子抜けした。

そこは、普段と変わらない学校だったからだ。

クラスメイトに、いろいろと聞かれてしまった。

「昨日、なんで学校休んだの?」

「無断欠席だから、先生心配してたよ。」

僕は、学校には行ったのだ。

でも、そのことをクラスメイトには話せなかった。

いったい、あれはなんだったのだろうか。

その後。

僕の通っていた学校の七不思議のひとつに、異世界に関するものがあることを知った。

「ある日突然、異次元の世界に行ってしまう」という話らしい。

さらに、その話のオチを聞いたとき、僕は全身が凍りついた。

「異次元の世界から24時間以内に抜け出さないと、もう2度とその世界からは抜け出せない。未来永劫、その世界の住人になってしまう。」らしいのだ。

もちろん、これは単なる噂に過ぎない。

でも、本当にそれは噂なのだろうか。

分からない。

僕がなぜ、あの世界から戻ってこられたのかも分からない。

ただ1つ言えることがある。

それは、もう2度とあそこには行きたくないということだ。

終わり

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