山道での洒落にならない恐怖体験3

前回→山道での洒落にならない恐怖体験2   (→1話から読む)

どういうことでしょうか。

私には、京子の言っている意味が分かりません。

「それは、私は女の人を轢いていないってこと?そもそも、轢かれた人は、存在しないってこと?」

京子の言っていることは、それであっているのでしょうか。

「うん。そういうことになるね。ミサ、長時間の運転で疲れてるんじゃない?免許取ったばかりで、きっと気持ちが張り詰めてたんだよ。」

私は、腑に落ちない部分もありました。

ですが、どんなに探しても倒れている女性がいません。

なんだか、京子の言う通りな気もしてきました。

「そうだね。私疲れてるのかも。」

二人で車に戻ると、私は溜息を吐きました。

疲れもありましたが、安心感の方が大きかったです。

「良かった、人を轢いてなくて。」心からそう思えました。

もしも、人を轢いてしまっていたら、今頃は大変なことになっていたでしょうから。

気を取り直して、シートベルトを締めるとアクセルを踏み込みます。

京子は気を使ってくれているのか、私にたくさん話しかけてくれました。

ですが、数分後。

急に京子は、黙ってしまいました。

私が何か話しかけても、ほとんど返事をしてくれません。

そして何を思ったのか、こんなことを言いました。

「ね、音楽かけようよ!なるべく明るい曲が良いな。」

私に気を使ってくれているのでしょうか。

明るい曲をかけて、私を元気にしてくれようとしているのでしょうか。

でも、京子が考えていることは全く違うことでした。

続き→山道での洒落にならない恐怖体験4

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