ちょっとエッチな女の幽霊 本当の体験3

前回→ちょっとエッチな女の幽霊 本当の体験2   (→1話から読む)

俺はこの人をずっと待っていた。

会ってみて気がついた。

あの晩から、ずっと会いたかった。

それからというもの。

俺は、女の人のことを待つようになった。

来ても、すぐにいなくなってしまう女の人。

冷たい手で俺の手を握ってくれる。

その手はあまりに冷たくて、俺はトイレに行きたくなってしまうのだ。

ギリギリまで我慢するも、耐えられなくなりトイレに行く。

急いで部屋に戻っても、女の人は忽然と姿を消してしまっている。

どこから来てどこに行くのか、さっぱりわからなかった。

でも、一つだけ分かったことがある。

あの人は、俺の誕生日からぴったり一ヶ月周期で現れるってことだ。

そのことが分かってから、毎月のその日が待ち遠しくなった。

その日が近づくと、俺はソワソワしだした。

当日は髪形を気にしたり、パジャマもなるべくおしゃれな物を選ぶようになっていた。

その日も、女の人は現れた。

いつものように、俺の手を握ってくれる。

近頃の俺は、その人に話しかけるようになっていた。

でも、返事はしてくれない。

微笑みながら、黙って俺の話を聞いてくれていた。

返事をくれなくても、良かった。

俺にとって、それはとても楽しい時間だった。

そのとき・・・

急に物音がした。

ガチャ

部屋の扉が開いたのだ。

焦った。

そして、素早く部屋の入り口に目を向けた。

そこには、母親が立っている。

廊下との明暗さで見えにくいが、怪訝そうな顔をしてこちらを見ているのがわかった。

「起きてるの?」

俺はどうしていいのか、分からなかった。

女の人のことを、どう説明したらいいのだろう。

終わった。

絶望的だった。

小学生の俺には、その状況がこの世の終わりのように感じられた。

続き→ちょっとエッチな女の幽霊 本当の体験4

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