身の毛もよだつ実話恐怖体験「肝試しと金縛り」2

前回→身の毛もよだつ実話恐怖体験「肝試しと金縛り」

肝試しに行ったその日から、異変は起きた。

毎日の睡眠不足と、久しぶりに友人と遊んだこともあり、俺はクタクタに疲れていた。

ベッドに入ると、すぐに睡魔に襲われた。

そのまま意識は遥かかなたへと旅立った。

・・・突然、金縛りに襲われた。

手足がまったく動かない。

過去にも金縛りには何度か経験したことがあるが、今回のは少し様子がおかしかった。

普段、金縛りになると手足に力が入らない感覚になる。

だが、今回襲ってきたものは大勢で俺の手足を押さえられているような感覚なのだ。

まあでも、金縛りくらい誰にでも起こることだ。

きっと疲れているだけだ。

俺は気にしないようにして、眠り続けた。

だが、次の夜も同じように金縛りに襲われたのだ。

また、手足を押さえつけられているような感覚のやつだ。

そして、その次の日も、金縛りに襲われた。

また、その次の日も。

金縛りが十日以上続き、俺はさすがにまいってしまった。

こんなことは今までに経験がない。

手足を誰かに押さえつけられている感覚も初めてのことだった。

何か対策を考えねばならない。

カメラマンのアシスタントである俺が真っ先に思いついたのは、寝ている自分を撮影することだった。

まず、自分の身に何が起きているのかが知りたかったのだ。

ベッドに入る前、固定用のスタンドでビデオカメラをセットする。

寝ている俺の姿全体が、映るようにした。

室内を少し明るくするために、今日は小さなライトをつけたまま眠ることにした。

そして、眠りにつく。

しばらくすると、案の定金縛りに襲われる。

あのなんともいえない、押さえつけられるような感覚だ。

だが今日の俺には秘策があるのだ。

・・・朝を迎えた俺は、トイレに行くのも忘れ、早速昨夜録画したビデオを確認してみた。

順調に俺の寝ている姿が映っている。

しばらく見たが何も異変はないので、早送りした。

すると、急に録画が終わっている。

そんなはずはない。

ちゃんと録画をしたのだ。

もう一度再生してみた。

やはり、途中で録画が終わっている。

なんで録画が終わったのかを確認しようと、録画終わり付近の映像をチェックしてみた。

すると、録画が急に切れるのは、俺が金縛りにあう直前のことだとわかった。

寝ている俺のが苦しそうに、一瞬体をビックっとさせる場面が映り、その後は映像が切れてしまうのだ。

そして、俺はさらにおかしなことに気がついてしまった。

映像が切れるほんの一秒前。

カメラに、青白い手が映っていた。

その手が、カメラの録画を解除しているのが映っていたのだ・・・・

俺以外の誰かが、録画を切っていたのだ。

終わり

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