怖い話実話 長編「夢でよかった」5

前回→怖い話実話「夢でよかった」4   (→1話から読む)

フラフラと画面が揺れながら、撮影者はアパートの前まで来た。

そのまま、外の階段を上りだした。

コツ、コツ、コツ

俺の部屋は二階の、一番手前だ。

撮影者は俺の部屋の前で止まった。

そして、部屋の鍵を取り出して、ドアを開けようとしている。

「こいつ、なんで鍵を持っているんだ。」

声に出してしまっていた。

撮影者は鍵を開けると、とてもゆっくりとドアを開いた。

きぃーー

扉がきしんでいる。

新しい建物ではないのだ。

ドアのきしみが女性の叫び声のように聞こえたる。

撮影者はゆっくりと室内に上がりこんできた。

いつ撮影されたものなのだろうか。

頭が真っ白になってくる。

撮影者は、ゆっくりと室内を歩いている。

部屋の明かりをつけていないから、よく見えない。

ただ、暗い画面が揺れているのはわかった。

突然、カメラが暗闇で何かをとらえた。

暗くてよく見えないが、俺には何が映っているのがが分かってしまった。

情けないことに、俺は足をガクガクと震わせていた。

「なんで・・・・なん・・で・・・俺の顔が映ってるんだよ・・・」

そう、そこには俺の寝顔が映っていた。

続き→怖い話実話「夢でよかった」6

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